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はじめてのピアノレッスン

きのうは小学校二年生のむすめのはじめてのピアノレッスンでした。
ヴァイオリンをはじめたのは3歳半とわりと早かった娘ですが、
ピアノの先生の娘として育ったわたしは
近すぎる人に楽器を習う常で途中で脱落したのに
なんとなくピアノレッスンに対する理想像というか
こだわりだけは強く、娘にピアノを習わせはじめるのが遅くなってしまいました。

私の母が来るたびに少しだけ教わっていたので全くピアノを触るのがはじめてと
いうわけではないですが、でもちゃんと習うのは娘にとってははじめて。
親子でうきうきとでかけました。

ちょうど下の娘も抱っこ紐の中でで眠っていたのでピアノレッスンを見学することにしました。

びっくりしたのはそれが癒しの時間だったこと。
ヴァイオリンのレッスンの時は、私が弾けない楽器を習っている娘のために
少しでも理解を深めようと知らず知らずのうちに座っているだけなのに肩に力が入っているんでしょうね。
とても心穏やかに一時間が過ぎ、そのことに驚いた私でした。

手首に力をいれてしまうのではなくて、鎖骨のあたりから音が流れてくるとおもって
その流れをとめずに弾くこと。
ヴァイオリンと違って触ってしまった後から音をふくらますことはできないから
音がさみしくならないように触れること。
右手がメロディのときは、左手が伴奏だと思って弾くこと。

ヴァイオリンの曲は大曲になってきて、何か月もかけて仕上げることが多いので
お○をもらっていくのがうれしそうな娘でした。

教材はバーナムとバルトークのミクロコスモス。
さすがのバルトーク、単純なメロディかと思いきやせつなかったり複雑だったり、
短調から長調に変調したり。

なんだか私もまたちゃんと練習してピアノを弾きたくなりました。


# by sayakanasakana | 2016-02-19 09:32 | 音楽

娘の書いた詩

久しぶりにブログをはじめることにしました。
日々感じていること、日々の小さな感動や葛藤を、SNSとは別な形で残したくて。

前に書いていたブログもいつかここにお引越ししてこなくてはと思っているのですが
それはまた別な機会に。

昨日の夜のことです。
二年生の娘が私が下の子をお風呂に入れようと洗面所で格闘していると
「ママ、わたしポエム屋さんなの。詩を書いてあげるから何か注文して」といいます。
それで「明日もがんばろうって勇気が湧いてくるような詩をお願い」と注文しました。

その後、5分か10分経ったでしょうか。できたよ、と持ってきて、
お風呂場の外から大きな声で読んでくれた、詩が心にささりました。

タイトルは

『木の心とゆめ』

ざわざわと、木々はゆれた。
太陽の光がその木の心をつかんだ。
鳥は歌い、花はおどった。
木はこれから切られて、ヴァイオリンになる。
新しい人生がはじまるのだ。
木、ひとつひとつにもゆめがあった。
だれかのやくにたちたいという夢が。
森はすてきな場しょだった。
けれども外の世かいもすてきだった。
同じくらい。
木は死なない。
でも人は死ぬ。
死なない人なんていないんだ。
だから、きのうを見てたらダメだ。
あしたを見てもダメだ。
今、この1びょうが何のためにあるのか。
考えなくちゃいけない。
今やるべきことをやりなさい。
何でもいいから。
あなたの好きな道に行きなさい。
そう木はささやいた。

             Poem  by Kahoko


まさか、こんな風にがつんと励まされるとは思いませんでした。
日々、8歳の心の中にはいろんなことが渦巻いていて、
それをこうやって咀嚼しているんだな。
過去や明日を生きるのでなく
人は今という時間を積み重ねて生きるしかない。
そんなことを8歳の娘に教わるとは思っていませんでした。

娘の書いた詩_a0358523_13113515.jpg

# by sayakanasakana | 2016-02-18 13:24


元記者、元舞台役者、いまはフリーランス通訳者のさやかの今日ノート。楽器を習っている小学生の娘のこと、1歳の娘のこと、読んでいる本のこと、聴いているポッドキャストのことなど。


by sayakanasakana

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